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企業内弁理士・知的財産専門家のお仕事インタビュー記事6選

      2015/04/23

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企業の知的財産部門等、企業内で活躍されている弁理士のみなさまへのインタビュー記事をご紹介させて頂いています。どれも企業内で働かれている弁理士や知財のプロフェッショナルの考えに触れられる素晴らしい記事です。是非参考にしていただけたらと思います。

HOYA 株式会社 弁理士 野嶋公一朗さん

弁理士登録 第14361号(2005年) 特定侵害訴訟 代理業務の付記(2009年)

HOYA 株式会社 オプティクス部門 技術開発本部知的財産推進室 室長/弁理士

メーカーの設計者から事業構想部門、そして知財の専門家への道を歩まれた弁理士野嶋さまのインタビュー記事です。企業内で弁理士として働く際の適性や必要な能力等についてお話されています。

企業内での知財の仕事は、コミュニケーション能力が高くないと上手くいかないと思います。会社組織の面においては、これまでは開発部門と他の部門が上手く連携ができない場合がありましたが、技術と法律の両面をカバーできる弁理士の存在が各部門の連携を円滑にしているのだと思います。技術のことなら技術者が、法律の知識は弁護士が良く知っているのだと思いますし、連携をスムーズにするところに、企業内弁理士の存在価値があるのだと思います。

インタビュー記事:www.lec-jp.com

ソニー株式会社 弁理士 小山角太郎さん

弁理士登録:第12287号

ソニー株式会社知的財産センターパテント部 イメージングプロダクツGp

半導体の設計エンジニアから特許申請を通して面白みを感じ、知財の専門家としてのキャリアを選択された弁理士小山角太郎さんが、他の知財部門の社員さんと企業の知的財産関連業務についてお話されています。

ソニーというのは特許をただの特許で終わらせるのではなく、商品力に裏打ちされた機動力を活かし、開発エンジニア・事業部と一体となって知的財産戦略を構築し展開する。そこにソニーの強みがあり、知的財産のプロフェッショナルとしての醍醐味があると思いますね。

インタビュー記事:www.sony.co.jp

島津製作所 知的財産部部長 大谷文彦さん

島津製作所 知的財産部部長

2005年当時のインタビュー記事ですが、企業における知的財産部門の位置づけ等についてお話されています。

知的財産部の最大の目標は,「研究開発の現場を最適化すること」である。知的財産部という小さな単位で知財を考えるのではなく,研究開発部門という大きな単位の一員としての立場に力点を置き,研究開発の積極的な推進を目的にした全社的な経営戦略を視野に入れている。

インタビュー記事:chizai.nikkeibp.co.jp

ヤフー株式会社社長室コーポレート政策企画本部 弁理士 安高史朗さん

弁理士登録:第16766号(2010年)

ヤフー株式会社 社長室コーポレート政策企画本部 主幹 弁理士

特許庁からNRIの知財コンサルタント、ヤフーの知財戦略担当というキャリアを歩んでいる弁理士安高史朗さんが、「弁理士」という資格の捉え方について、どのように価値を発揮していくかについて等のお話をされています。

日本の出願件数が減少する中、明細書を書けるだけの弁理士では価値が発揮しにくいと感じます。
職業としての弁理士というよりは、資格・資質・能力の一つとしての弁理士という側面が強くなっています。弁理士になった後にさらなる向上を続けて、知財分野を掘り下げることも知財分野以外の知見をつけることも重要だと思います。

インタビュー記事:www.lec-jp.com

積水化学工業株式会社知的財産部 弁理士 鳥居直美さん

弁理士登録:第14585号(2006年)

積水化学工業株式会社知的財産部

特許をベースにした契約交渉の啓蒙に力を入れておられる弁理士鳥居直美さんが企業内の知的財産教育の取り組みなどについてお話されています。

鳥居氏が本社から専任の教育業務担当に指名され、知的財産の教育を担当することになった。「特許の大事さを伝えたかった」と鳥居氏は語る。専任の教育業務担当を置く企業はまだ少なく、本社の意気込みは相当だった。しかし、前例のない試みだけに逆風が吹く。関係者からは「本当にそこまでやる必要があるのか」という意見も多くあった。

インタビュー記事:www.kansai-u.ac.jp

ソニー株式会社知財センター 弁理士 粟野晴夫さん

弁理士登録:第17742号(2011年)

ソニー株式会社 知財センター (2015年4月現在は杉村萬国特許事務所勤務)

研究開発から、海外営業、事業運営と広くビジネスのご経験を積む中で知的財産の重要性に気づき知財のプロフェッショナルを目指された弁理士粟野晴夫さんが、長く企業で働いてきた経験から弁理士の魅力についてお話されています。

会社内で知財の専門家としての発言力が増し、社外とのやり取りにおいてもスムーズに専門的な話が出来ることが魅力だと思いますね。また、弁理士の資格がないと知財センターへの異動が叶わなかったでしょうね。そして、弁理士になると社外のネットワークが格段に広がることも魅力です。

インタビュー記事:www.lec-jp.com

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